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明日、君を置いて行く

  • 遊笑 鉄線
  • 2016年1月2日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年8月19日

カラ松がカラ松であるかぎり絶対に幸せにはなれないんですね。最高です。


一松が酷いのはカラ松だけなんだと考えると凄く興奮する。特別感というより『同じ細胞から分裂した兄弟の輪の中で、たった一人だけが愛をもらえない(元の場所へ帰れない)』というのが可哀想可愛いんですよね。

一番最高だなと感じたのは、一松は決して”優しさを持ってないキャラではない”こと。つまりカラ松の身も心もズタズタに傷付けた一松が、同じ声、同じ体で、自分ではない他の誰かを愛でているかもしれないというシチュエーションがたまらないのです。

その精神的な傷が積み重なって、何時しかあの優しくて柔和なカラ松の心の奥に誰も窺い知れない深黒晦冥の溝ができたとかだったらドキドキします。たまにふとカラ松が淅瀝な表情をしているのを見て[一卵性なのにまるで別人を見ているような]錯覚を起こすという。

聖幼母カラ松が長い虐待の歴史によってぶっ壊れたのも好きだけれど、お兄ちゃんとの喧嘩の一発目で迷うことなく脇腹に包丁を刺して血の海に蹲る姿を見下しつつ「威勢の割にはもうおしまいか、おそ松」って淡々と喋る トンでもサイコパスのカラ松も好きだから捨てがたい。

後付け型の猟奇は嫌いじゃないんですけど先天性サイコパスに比べるとうーん…ってなるタイプなので、出来ればどちらかがいいな…と思っていたら、そういえばレクター博士だって後付けでしたね。じゃあ後付けでもありですね。(即解決)

5話の事変を心の底では許してないカラ松が好きなんですよね。多分カラ松は私の中のメローネちゃんと同じで、皆の理不尽な暴力で出来た深い心の溝にどす黒い恨みが集まってできた巨魚が棲んでる(=醜さを纏うだけ 参照)とかそんな感じ。


普段その魚は海底にじっとして静かだから精神も安定しているけれど、心がざわつくと浮上して暴れるから恨んでいる内容を思い出して更に情緒不安定になっていくという仕組み。そういう時のカラ松は大抵外に飛び出して人目につかない路地裏の壁に向かってずっと呪詛のような思いを吐いてる。

時折心が堪らなく苦しくなって壁を素手で何度も殴って怪我をして帰るけれど、初めの頃は兄弟に心配をかけまいと嘘を繕っていたものの皆全く心配してくれないので最近はそのまま黙っているようになりました。カラ松の優しさは全て空回る。(カラ松なだけに)

6つ子のリーダーである長男がカラ松の異変に気付いた時には既に修復不可能なほど壊れていたので、他の兄弟が悔い改めたとしても崩壊を止める術はありません。個人的には最初盛大に心がぶっ壊れてからゆっくりと人格に進行していく狂気が好きなので、そんなカラ松を推していきたい。

綺麗に咲いている花や幸せそうな生き物を見ていると衝動的に自傷行為に走るカラ松とか。壊れたレコーダーのように「生まれてきてごめんなさい」と繰り返しながら腕や足を刃物若しくは爪で抉り、傷つけ、咽び泣き、発見したチョロ松に押さえこまれて何時も手当てされる。


その行動の根底には兄弟(特に一松)から徹底的に教え込まれてきた『こんな綺麗な世界に人を傷付け不快にさせるだけの存在である自分が生きていて良いわけがない』という考えがあり、故に自殺しようとするものの怖くて踏みとどまって、結果自傷行為になってしまう。

そんな彼を初めは「メンヘラ乙」と冷笑していた一松も、「次は上手くやります、失敗してごめんなさい」と背中を丸めて謝るカラ松を見ているうちに心が痛んで虐めから放置にシフトチェンジするから、家の中で構う人は誰一人としていなくなってしまいました。

今日も兄弟たちに遠巻きに観察されながら(声をかけたいけど関わるとSAN値持っていかれるし、かといってこのまま死なれても困るため)カラ松の精神は狂気と無我の世界へ溶けていくのです。

でも本当に死ぬときは″今までの期間はなんだったんだ″ってくらい『あっさり潔く』なんだと思います。自殺願望を持ちながらも死を恐怖していたカラ松が何故、世の理から離脱する道を選んだのか理由があると思うので、それも追々考えていきたいですね。

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