雨垂れ石を穿つ
- 遊笑 鉄線
- 2019年11月28日
- 読了時間: 1分
島崎さん、何時もヘラヘラして何も気にしていない素振りをしているけど実は統一郎に言われたことは全て覚えていて、時々夢の中で沢山の言葉や思い出が洪水のように流れてくるという統島の話。
幸せな記憶なら良いんだけど、辛い記憶や悲しい言葉が流れてくる時は、冷たい海の中で水圧に揉まれて、押し流されて、溺れてしまう夢を見る。あまりの心苦しさに、無意識ながらも息の仕方を忘れてしまっているのが原因。
飛び起きた後にびっしょりと汗をかいている自分が、本当についさっきまで溺れていたのではないかと思って島崎さんは何時も怖くなる。そしてそのうちに、海に潜るというのが(目が見えないから元々潜らないんだけど)とても恐ろしくなり、風呂に顔をつけるだけでも心臓が早まるようになってしまう。
統一郎の言葉というのは、何気なく投げかけた言葉だったり、当然の苦情だったり、本当に日常レベルの言葉が殆どだから当の本人は全然覚えてない。でも島崎さんは聴覚が発達してるから会話に敏感だし、そもそも好きな人の全てが欲しい人だから嫌でも覚えてしまうし、愛しているからこそ一喜一憂もする。
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