血液のように赤い月
- 遊笑 鉄線
- 2022年9月1日
- 読了時間: 2分
魔界から人間界へ舞い降りたサキュバスのマイちゃんが、まず手始めに飢えを満たそうと人間を物色していたところ"いかにも性欲が強そう"な荒師くんが目に付いたので性のお誘いをするんだけど、マイちゃんの想像より遥かに荒師くんの体力があって抱き潰されてしまい、それが気に入ってずっと一緒に暮らしてるベマの話。
マイちゃんは荒師くんに毎回満足するまで抱いてもらっているので、サキュバスなのに浮気しない。そもそも荒師くんは体力もさることながら性の技術も特上だから、飢え以外も満たされるマイちゃんに浮気する理由がない。あと並の人間相手だと搾り取りすぎて逆に殺してしまうから、というのも理由のひとつ。
2人で外出した時に荒師くんの知り合いにバッタリでくわして、マイちゃんのあまりの幼さに「とうとうロリにまで手を出すようになったのか…」と眉を顰められてしまったんだけど、マイちゃんのサキュバス特有の魅了の瞳に見つめられて下半身が熱くなった相手は黙ってしまう。荒師くんは嫉妬とか嫌悪感とか色んな感情が絡み合ってモヤモヤしつつやめろって言ってマイちゃんの頬を引っ張る。その後はマイちゃんが手を繋ぎたがるから一緒に仲良く手を繋いで去って行った。
マイちゃんは人外なので食べ物は口にしないけど、暇だから料理はしてくれるし、家事もする。普段は部屋の中を薄着のままフワフワ漂っていたりするけど、業者や友人が家に入ったりするとちゃんと服着て地面に立つようにしてる。荒師くんはそれが何時見ても面白くて、思わず笑いそうになる。ちなみにマイちゃんの服は荒師くんが用意したものではなく、自動的に自分の身体にフィットした服を出すことができるらしい。とても便利。でも荒師くんが着て欲しいと持って来ればどんな服でも着てくれる。
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