聳え立つ影
- 遊笑 鉄線
- 2019年8月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年9月8日
統一郎に「何か欲しいものはあるか?」と聞かれて"貴方に殺されたい"と答えた島崎さんが、望み通り統一郎に首を絞められて殺される統島の話
島崎さんは統一郎に愛されているうちに殺されたいって思ってる。彼らは許されざる関係で、何時かそれすらも消えてしまうかもしれなくて、だから繋がりが消えてしまう前に、幸福なうちに、愛する人に殺されて死んでしまいたい。 統一郎は一度だって島崎さんに"愛している"と言ったことはないけれど、殺害方法を扼殺にしてくれた事に島崎さんは彼の愛を感じて「貴方に愛されていて、本当に良かった」と笑ってくれる。 彼の愛というのは、1つは超能力を使える統一郎が自らの手で直接的に絞め殺してくれるということで、2つ目は最期まで温もりを感じながら死ねるというところ。統一郎もまた、口にはせずとも何か感情は持っていたのかも知れない。 逆に島崎さんが統一郎を殺すとしたら、いつの日か統一郎が世界から去って置き去りにされるのがあまりにも怖い島崎さんが、彼が寝ている寝室にそっと入って「統一郎さん」と三回くらい囁くんだけど全然起きてくれなくて、嗚呼この人も同じ気持ちなんだろうなと泣きながら彼を殺す感じになる。 統一郎は、敢えて寝たフリをしてくれている。島崎さんは、統一郎がそこまで眠りの深いタイプではないと知っているから、この人も同じ気持ちなんだと気が付いてしまう。
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