秘密のドアのその先は
- 遊笑 鉄線
- 2014年9月5日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年8月10日
戦友の新開さんを亡くしたことで精神的にきちゃった福富さんが新妻の東堂くんに禁じられた小部屋の小さな鍵を留守の間渡すお話とか欲しいです。開けてはいけないと言いつけられているのに東堂くんは好奇心から開けてしまう。そこにはなんと先妻たちの死体が…!とかそんなの。
東堂くんは実は何番目かの新妻で、一番最初の妻は荒北くんでした。荒北くんは福富さんが大好きで朗らかな日常を送っていましたが、突然殺されてしまうのです。原因は浮気でした。そこから福富さんは壊れてしまったのか、どんどん妻を娶っては殺すの繰り返しが始まるのです。
元々、福富さんの瞳の奥には今でも違う人の影(亡くなった戦友)が映っていて、その人が本当に愛している人なんだという事実を荒北くんは知っていました。そのことを長年我慢し続けてきたのですが、ある日間男にその寂しい心の隙間をつけ込まれ、結局我慢できず浮気をしてしまうのです。
荒北くんは福富さんを誰よりも愛していたからこそ、我慢が出来ず寂しい思いをしていたのです。ですがただでさえかつて好きだった人が無実の罪で処刑されて気が狂ってしまっているのに、更に妻が“寂しさ故に浮気をした”となれば殺してしまうのも無理はないと思います。不貞を犯したという事実は変わりませんしね。 でも死してなお死体を部屋に吊り下げておくって、怒りでもあるけれどある種の執着とも取れますね。つまり荒北くんを吊るしておいたのは、福富さんは心の底では荒北くんが大好きだったからかもしれないということです。愛憎は表裏一体ですからね。
もしかしたら本当は福富さんは妻を娶ることで新開さんの事を吹っ切れようとしていたのかもしれません。でもあんな惨いことを中々忘れられなくて、それを妻の荒北くんに読まれてしまい、寂しさ故に他者に埋めてもらう→偶然発見し衝動的に殺害→以後繰り返し今に至る。
とりあえず東堂くんは完全にとばっちりですよね。とばっちりですが間一髪死なずに済むので結果オーライといえばそうなりますが。
Comments