棺で眠る人形
- 遊笑 鉄線
- 2011年9月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年8月10日
明るくて優しいジムにも抱えている病みの部分があり、それは『ジェームス』という別人格として時々現れます。つまりは二重人格なのです。
ジムは幼少期に自分が招いた不慮の事故で両親を亡くしてしまいました。その時の自責の思いと後悔からジェームスが生まれ、本人も気付かぬまま過ごしてきたのです。
ジェームスは基本何も喋りません。無表情で、何物も瞳には写さない。触ると排除されます。ジムがジェームスモードに入る時は自分自身を追い詰めてしまったり、あの日の事を思い出して暫く立ち直れそうになくなった時。ジェームスからジムに戻るにはジムが心の底から好いている人に“ジェームス”と呼んでもらうことです。
何故ならジェームスとは彼の本名で、両親が唯一彼に遺したものでもあるから、大切な人にしか呼ばれたくないのです。
しかし、大切な人といっても、彼には恋というものがわかっていません。
唯、彼は知らないだけで実はヨハ→ジム←アモ
という関係です。
ヨハンはジムが振り向いてくれなくったって大々大好きです。そして自分達は両想いなんだと疑わない。アモンは奥手すぎてジムに近付けないけどなんとかしてヨハンを遠ざけたいと日々頑張っています。でも奥手さとヨハンのせいで散々な目に遭うことも屡々。
ジムは一体どちらが好きなのか自分でもよく分かりません。
恐らくどちらも友達なのです。
基本彼は親友のオースチンと一緒にいます。彼らは女友達のような関係で、何時も一緒で、何をするにも一緒。ジムは少々甘えたがりな面もあってかオースチンに甘えたりして、オースチンもそれを拒みません。
唯、上記に書いた通りジムには親がいないので、両親に愛されていて、尚且ファザコンなオースチンが時に羨ましく思う時があります。
だけど、ジムにはカレンがいるので寂しくありません。
ジムがジムとしていられるのはカレンのおかげなのです。
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