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月影の宝石

  • 遊笑 鉄線
  • 2019年12月10日
  • 読了時間: 1分

島崎さんは自分自身の存在を"意識"でしか確認できないため、偶に統一郎に自分はちゃんと実在しているかどうかを尋ねる。統一郎は聞かれると、島崎さんを抱き寄せて、頭を撫でてくれる統島の話。


前に一度、島崎さんのその問いを興味本位で曖昧に返したら、目の前でいきなり自分の手の甲を刃物でぶっ刺して(すぐに治療したから島崎さんの手は無事に治った)以来、統一郎はあの子にとってこの問いは"死活問題"なんだろうと思うようになった。から、ちゃんと毎回面倒がらずに答えている。


島崎さんが自分の手の甲に刃物をぶっ刺したのは、もし夢だとしたら衝撃で目が覚めるかもしれないと思ったから。幸せの絶頂期に突然起きてしまい、実は孤独な人間だったとかだったら何よりも怖いから、何もないうちに起きてしまいたい。夢を見ない島崎さんは夢と現の境の見分け方がイマイチ分からない。

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