明け暮れの夢
- 遊笑 鉄線
- 2019年12月29日
- 読了時間: 2分
島崎♀さんには過去に2人子供が出来たんだけど、1人目は、幼い頃に親から児童売春をさせられていた時に出来た子。でも誰との子だかは分からないし、島崎♀さん的にも嫌だった(親からも金にならない上に食い扶持が増えるからと堕ろすことにはなっていた)ので殺してしまった。島崎♀さんはこの時は何の感情も抱かなかった。
2人目は、統一郎と一度だけ勢い余って生でした時に出来た子。ただ"きっと迷惑だろうな"と思って殺してしまった。その時の島崎♀さんは"まあ子供を殺すのは初めてではないから"と軽く考えていたんだけど、実際は心に物凄く大きな傷を作っていて、島崎♀さんは自分のしてしまった残酷な仕打ちや、統一郎が自分のものにならない現実の非情さに少しずつ心が壊れていく。
そのうちに子供が生きているような妄想に囚われるようになり、やがてベビーベッドを部屋に置いて、ぬいぐるみを子供がわりにして可愛がるようになった。
夜遅くに廊下を歩くと、偶に微かな子守唄が聞こえる時がある。声を辿ると島崎♀さんが月明かりが差し込む窓辺でぬいぐるみを抱いて「どうしたの?よしよし、ママがいるから大丈夫だよ、ネンネしようね。」とぬいぐるみの背中をトントンし、ゆらゆら揺らしながらゆっくりと子守唄を歌っている。一見幻想的な姿に思えるが、ずっと見つめていると背筋が凍るような狂気が漂っているので、殆どの人は見なかったことにして足早に去っていく。
今日も何処かで優しい歌声が聞こえる。
因みに統島♀ の子供の名前は
男の子="みちる"
女の子="あきら"
と思ってる。
みちるという名前は統の"充"から取った名前で、あきらという名前は亮の他の読みから来ている。さっきの話は多分男の子の方。
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