微笑む太陽
- 遊笑 鉄線
- 2013年8月6日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年8月10日
とある酪農家のマジオの家には近くの森で見つけたメローネという半雌牛がいました。
美しい金色の髪にまだ幼さの残る顔立ち、頭部の両サイドには小さな角と柔らかな毛に包まれた耳が生えていて人間と動物の中間地点のような見た目でしたが、仕草共に非常に愛らしいのでマジオはとても可愛がっていたのです。
そんな折、彼の元へある人が訪ねてきました。この地方では有名な地主のギアッチョです。この不況の時代に首がどうしても回らなくなったマジオはギアッチョに借金をしていました。お金の用意できなかったマジオは「もう少し待ってほしい」と頼みましたが彼は頑として聞いてくれません。
そこへ起きたばかりのメローネが入ってきました。寝ぼけながらも瞬時にただならぬ雰囲気を察したのか彼女は怯み出ていこうと扉を引こうと伸ばした手を掴む影。
「コイツで借金はチャラにしてやるよ」彼女の腕を握りしめ笑顔で佇むギアッチョに、マジオは戦慄しました。ギアッチョの性格は決して良くはなく、寧ろ強欲で破壊的で何を仕出かすかわかったものではないと噂が絶えなかったのです。
「それだけは勘弁してほしい」と土下座するマジオを尻目に、新しい玩具を手に入れたギアッチョは後片付けは怖い御付きの方々に任せて鼻唄混じりに家を出ました。
✼••┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈••✼
その後は当然のごとく散々な暴行や強姦紛いのことをされて家畜扱いで飽きたらマジオのところへちゃんと返しますが、彼には既に奥さんや子供がいて幸せに暮らしているので結局どっちにしろ邪険に扱われると言う。
因みにギアッチョだって普通に凄く凄く美人な奥さんがいるのですが、奥さん相手には酷いこと出来ないからその鬱憤晴らしとして酷いことばっかりしていたそうな。
Comments