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夢の成れの果て

  • 遊笑 鉄線
  • 2014年7月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年8月10日

過去に自分の生きがいだったものを捨てて何の感情も抱かない人っているのでしょうか。

精神的理由、身体的理由、人によって経緯は様々ですが、好きだったものを途中で自ら断絶しなくてはいけないというのは想像を超える苦しみだと思うのです。

私は絵を描くことが唯一の生きがいなのですが、“腕が折れて”とか“なくなって”とかで出来なくなってしまったら、多分直接的に死ぬことはなくても、間接的には“死”と同等までいくかもしれません。


つまり荒北くんは休日の土手や甲子園の中継とかで野球の様子を見たりした時、ふと恋しく思ったりはしないのかということを言いたかったわけです。輝く今や新しい生きがいがあったとしても、自分の夢や培った過去を溝に捨てたことを全く後悔したりはしないのでしょうか。もう平気に見えて自分すら知らない心の奥には虚空が空いたままなのかもしれません。今の生活に何も不自由なんてないのに時折そこから淋しさや虚しさが漏れて、無性に誰かの人の側に寄り添いたくなって誰かの部屋に尋ねてくる荒北くんとか可愛いです。


ただ、考えてみれば子供の頃の夢なんて昔あったおもちゃが全て手元に無いのと同じで殆どの人が捨てているものですよね。でも捨てられた夢というのはどこに行くのでしょう。生命や形を持たないものの行方は誰が見届けてくれるのでしょう。夢が儚いのはそういうことなのかもしれません。


もし夢にも成れの果てというものがあったら、荒北くんに「君が溝に捨てた夢がどす黒く朽ちていく様子だよ」と言って見せてあげたいです。それで泣き出した荒北くんを見て満足した後、新開さんに思いっきり殴られたい。

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