別れ来ぬれば
- 遊笑 鉄線
- 2019年8月17日
- 読了時間: 2分
島崎さんが幼い頃に実の親から全盲なのを良いことに知らない人に身体を売ることを強要されて、いつしか金持ちのおじさんの家で可愛がられ(つまり買われ)て育ったが、後に相手を殺したら偶々統一郎に出会って拾われたという過去を考えた事ある。
だから最初は人間不信を拗らせいて、統一郎にワザと反抗的な態度をとったり、他人のようによそよそしくしたり、かと思えば逆にベッタリと甘えたり、身体を求めたり、そんな日々を過ごしたけれど、統一郎が近すぎず遠すぎずな関係でいたから何やかんやで好きになって、やっと落ち着いた。
統一郎に身体関係を結ぼうと言い寄った時に"大人になったら考えてやる"と言って躱されたことをずっと根に持っていた島崎さんが、20歳の誕生日にまた同じことを言いに行って、根負けした統一郎が島崎さんを優しく抱いてくれる。
過去の出来事はトラウマだからか、怖くて生娘みたいな反応をしてしまっている島崎さんを優しく抱いてくれる統一郎。自分の中の暗闇を照らしてくれるような安心させてくれる抱き方をされたら、好きになってしまっても無理はない。
子どもの頃から統一郎が好きでずっと追いかけて、大きくなってからやっと抱いてもらえたという島崎さんの歴史の中で、何時統一郎の結婚を挟むかによっては闇の深さや物語の残酷さが変わると思う。
私の中の島崎さんは25歳の設定なので、逆算して考えると性的な誘いを断られた時点で統一郎は既に既婚者なんだと思う。それを知った幼島崎さんは心の中でとても荒れたけど、それでも"諦めたら一生叶わなくなる"と思いながら大人になったから、その過程の影響で思考が狂ってる。
統一郎が何人たりとも知られることを嫌がるので島崎さんは誰かに話すことは絶対にないけれど、もし仮に誰かに「それって不倫じゃん?」って言われても「人のモノだと知りながら抱かれましたけど何か?」って返すと思う。島崎さんは世界征服の野望さえも娯楽と考える快楽主義者だから、反省というものがそもそも辞書に載っていない。
でも「超能力でも恋愛でも常に二番手なんだね」って言ってしまったらガチバトルが始まってしまう。不倫するのは悪いことという認識はないけど、人に負けてるって言うのはプライドに傷が付くから嫌だし、何よりも本人はそれが身に染みて分かっているからこそ刺さる言葉である。
考えてみれば、能力でも恋愛でも統一郎の背中を追いかけ続けているあたり、最早島崎さんにとっての人生は統一郎の為にあると言ってもいいのではないだろうか。
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