いつでも抱きしめて
- 遊笑 鉄線
- 2017年8月30日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年8月19日
candy prisonと黒い森の御伽話を聞きながら「アトベーテルって思いついたけど、n番煎じなんだろう?」と検索をしてみたところ全く引っかからなくて、過去十何年という歴史の中こんなにも多くの人に愛されているキャラで有名な童話パロを誰もしたことないのか…と驚きました。
いや、したことがないのではなく、こういう名称にしたことがないのかもしれませんね。ただ迂闊に検索すると地雷を踏みそうな予感がするので、ないと仮定して私がつくるしかない。
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個人的にcandy prisonは塚跡で、黒い森の御伽話は真跡だと思っています。恐ろしいほど兄想いのアトベーテルちゃん可愛い。私は跡部ちゃんは焼かれる方が好きだけど、平気な顔で魔女を焼き殺すのも中々興奮する。
何時もアニメ版のカラーを好んでいるけど、アトベーテルちゃんは漫画版のカラーリングの方が似合う気がする。三つ編みが生えてるとそれっぽさあるけど、なくてもいい。多分一番服装が困る(※ファッションセンス皆無)
candy prisonの「綺麗な貴方を誰もが欲しがる 日陰から何時もそれを見ていた 今檻の中で誰を想うの?」って歌詞が好きです。檻越しに手塚くんを抱きしめて、独り占めできる優越に微笑むのとか最高だと思います。
腕の痣は気を引くために自分で傷付けたのか、それとも関心を引きたくて魔女につけられた痣をわざと見せているのか、どうなんでしょう。私は後者だと思うけど、前者でも良い。
全体的に色々凄い子だなと思うけど、でも“貴方の前では弱い子でいたい”と言うあたり本当はか弱くて、幼くて、愛されたがりなんでしょうね。ヤンデレ特有の真っ直ぐな狂気と強靭な精神の中に、さりげない少女の脆さを感じて凄く良い。
母からの扱いも悪く、友達もおらず、その中で何時だって手を引いてくれるのが兄だけだったら好きになっても仕方ないですね。鬱屈した環境でブラコン拗らせ過ぎて若干病んでるけど、良い方に見れば一途で純粋でちょっとヤキモチ焼きで可愛いです。
アトベーテルちゃんが泣いたフリをしても宍戸さんとかは「嘘泣きやめろ」って言う(それが嘘だと見抜いてるから)けど、手塚くんはきっと本気で心配して慰めてくれる。いや、気を引きたいのを知ってて優しさで構ってあげているとかでも好き。
昔から周りに酷な扱いされている妹を不憫に思っている兄の手塚くんだけが常に甘やかしていたら両想いで素敵。だが、そのせいでヤンデレを助長させているのが現実。完全に趣味だと分かっているが、私は善行が自分の首を絞める話と解釈してる。
魔女を殺してやっと二人きりの家を手に入れたのに、それでも帰ろうとする兄…という最後(明確なオチはない)だったけど、ストーリーの外側にはどんな結末があるのだろう。結局帰るのか、説得するのか、監禁するのか。でもあの雰囲気からするに、何となく殺さない感じはする。
丁度檻があるし、もしかしたら監禁ENDかもしれません。そもそも、初めから誰も寄り付かない森の奥のお菓子の家に魔女が住んでいるという噂を知っていて、敢えてそこへ行った可能性も有るからやっぱり監禁END…なのかな。
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黒い森の御伽話(真跡)の場合、アトベーテルちゃんに対する罪悪や情などが入り組んだ複雑な感情から真田くんが残した小石を(帰ってはいけないと分かりつつも)御守りとして1つ1つ大切に拾って持って帰った後の、あのオチの絶望感が凄い。
虐待の末に森で置き去りにされたけれど、真田くんが自分のために置いてくれた小石を見たアトベーテルちゃんは今までの人生の中で最も嬉しかったに違いない。だからこそ、毒で動けない兄の背中に何度も斧を振り下ろすシーンがより一層壮絶に感じる。
母親からの虐待を一身に受け続けながらも兄の為に必死に頑張ってきたのに、そのただ一人の味方であるはずの愛しい人の裏切りによって壊れてしまうのは、c×ndy pr×sonの悲惨な世界の中で兄の優しさだけが支えとなっている話と対照的ですね。
『繋いだ冷たい白い手の肘から先は暗闇に溶け』という表現が凄く好き。斧で切り取った腕と手を繋いで森を彷徨ってる血みどろの少女とか実際遭遇したら悪夢以外何物でもないけれど、ホラーゲームからしてみればまだ可愛い部類。
帰る場所を失くしてもなお、帰るべき家を探して真田くん(の一部)と一緒に森を歩くアトベーテルちゃんは結局何処に辿り着くのだろう。歌詞に“辿るこの夜路は昏い奈落へと続いても”とあるから、恐らく奈落の底以外ありえないだろうけど…。
『ずっと一緒と誓わなくていい、守ってくれなくてもいい、ただ貴方だけは味方という幻想だけは裏切らないでほしいの』という無垢なたった1つの願いすら叶わず、少女が独り堕ちていく理不尽にも似た悲しさはElysionを彷彿させる。
母の命令に逆らえず妹を捨てに行ったけれど、兄を慕う様子と「何時もの様にまたお話をして」という歌詞を見るに、これが起こる前は仲がとても良かったのでしょうね。偶に魔女と子分(両親)を二人で殺す話があるから、それみたいに行けばきっと滅多刺しの運命からは逃れられた。
『Fräulein Lilie』もそうだけど、スズランは怒りと憎しみと復讐心が凝縮された裏切りの代償として毒を与えるというイメージがありますね。可憐で愛らしい花の見た目とは裏腹に、毒性が強いからでしょうか?
妹系のヤンデレは、昔から虐待されていて兄だけが心配してくれるうちに好きになってしまうっていうのが多いですよね。何故兄のヤンデレがないのだろう。過保護過ぎてヤバいシスコンのヘンデルも私は良いと思うんですけど…。
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