不幸に溺れる
- 遊笑 鉄線
- 2014年6月18日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年8月10日
大人っぽくて何処か人と一線引いてる巻島くんが実は優しくて包容力のある人が好きで、そのタイプに完全に一致する金城さんに密かに惚れてるという金巻が私は好きです。でも同時に不幸の底へ突き落としたくなる衝動にも駆られます。
巻島くんのタイプが金城さんだとしても、金城さんのタイプが巻島くんとは限らないのです。もしかしたら金城さんは真面目で誠実で勤勉で正常な感性の鉄仮面みたいな表情の人がタイプなのかもしれません。
巻島くんは精神面が強い人なので壊れるなんてことはないのでしょう。でもだからこそ現実から逃れる術の無いことが何よりも辛いのです。脚がないから海から逃げれない魚と同じで、どこまでも続く時間と漠然とした不安から何時迄も解放されることはないのだと思います。
どう足掻いても海からは逃れられず、潰えた喉では想いも自由に伝えられず、愛する者のために全てを犠牲にしてきたつもりだったのに、結局は呪詛の痛みと身を焦がすほどの心傷の苦しみだけしか手元には残らないなんて、巻島くんはまるでマーメイドみたいですね。
マーメイドは最後泡になって消えるというのが通説ですが、実は呪いのせいで成仏出来ないので気が遠くなるほどの長い時を泡のまま過ごさなければいけないらしいのです。なんだか永久の苦しみを背負うアトラスと似てますね。巻島くんはそこらへんと多分同等。
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