ダイヤモンドステファニー
- 遊笑 鉄線
- 2022年12月23日
- 読了時間: 2分
りょな人だしオミ虐というジャンルでも作ろっかなと考えていたけど、母親はおそらく死没+父親は常に不在の寂しい家庭で育ち、幼馴染と妹は殺され、自業自得とはいえ借金に苦しみ、若くして生命を脅かされる日々を送り、最終的に反社になった武臣さんの人生がもう既に地獄すぎて出る幕がなかった。
これは私の性癖に基づいた勝手な捏造だけど、本来軸で千壽ちゃんが死んだ後に千壽ちゃんを守れなかった若狭くんや荒師くんを武臣くんがめちゃくちゃに責めて、2人は報復のために立ち向かったが返り討ちにあって殺されたことが原因で武臣くんが罪悪感と償いと喪失感から梵天やっていると思ってる。
初代BDの頃の武臣くんは元気いっぱいでいじりがいがあっても、梵天武臣くんは空っぽなので力なくウザそうな顔して無視されそうな気がする。しかも大切なモノももうないから、最初は抵抗はしてくれても途中で「こんなに頑張って生きるほどの理由って何だ?」と考えて面倒になって死を選んでしまう。
流石に痛覚と恐怖はあるので潔く死ぬとは思っていなくて、限界まで足掻いてもう死が避けられない段階になってふとそんなことを悟り、凪いだ心のまま静かに受け入れてしまう感じ。絶望の中で死ぬわけではないが、死の直前には友人たちや家族の姿(幻覚)もなくて、全てがゆっくり空白に飲まれてゆく。
ある種、彼の人生で最も安らかな瞬間だったと言ってもいい。一瞬チラッと春千夜のことを思い出したけど、ずっと惰性で続けてきた苛烈で寂寥な生をもう辞めても良いことにただただ安心してしまって引き止める材料にもならなかった。春千夜はそんな兄を知ってるから、何とか悲しまないようにしてる。
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