ここにいるから
- 遊笑 鉄線
- 2022年12月1日
- 読了時間: 2分
梵天の病んでる武臣くんとそれ以外の楽しそうに生きている武臣くんは全くの別モノという認識なので、どちらのCPも考えていきたい。誰を愛しても愛されることのないマイちゃんと、人生で一番愛した人が死去して永遠に縛り付けられてる武臣くんの、どこまでも救いのない臣マイが好きなので。
マイちゃんに失敗の罰としてケジメをつけるように言われても、真一郎くんとよく似た黒曜石の瞳で見つめられると、どうしても拒むことも恨むこともできず言われた通り爪を剥がされることを許してしまう武臣くん。因みに、武臣くんに罰を与えるのは春千夜の役割と決まっている。マイちゃんは武臣くんが自分をどう見ているかは知っているけれど、人に愛してもらえない寂しさよりは代用品であったとしても求められている方がマシだから、何も言わない。
お互いが寂しさを隠しているつもりだが相手には全て悟られていて、それでも寂しすぎて死にたくなるから相手の孤独感に気がつかないフリをして利用しあっている。マイちゃんは、どうせ誰もが何れ自分の元を去ってゆくから“自分のことを好きにならなそう+自分を一番必要としてくれる”武臣くんの手を取る。
武臣くんはマイちゃんから真一郎くんの面影を求めてしまっているのは確かなんだけど、それでも元々の“マイキー”もよく知っているから何時も罪悪感で苦しんでいる。マイちゃんが一言でも「真一郎じゃなくてごめんね」と発してしまえば、彼は今度こそ本当に潰れてしまうかもしれない。
マイちゃんは自分以外の本命がいる相手(セフレ)としか付き合ったことがないので、常に「本当の好きな人じゃなくてごめんね」という感情と生きてきた。だから当然武臣くんに対しても思っているのだけど、この言葉が彼にとってどれだけ辛い言葉か分かっているから言わない。罪悪感で自死を選んだり、心が壊れて死に逃げなんてことにさせたくないから。
武臣くんは真一郎くんが世を去ってから罅割れ壊れかけた心をなんとか修繕して隠しながら生きていたけれど、マイちゃんによってそれすらも破壊し尽くされてしまった。
楽しく生きている武臣くんも好きだけど、佐野家の愛と血に呪われた苦しい人生を這いつくばって生きている方もやっぱり大好き。
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