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懺悔の灰

  • 遊笑 鉄線
  • 2020年3月25日
  • 読了時間: 2分

今日も元気に煉義のことを考えて気が付いたのですが、宗教上の"煉獄"というのは「苦罰によって魂の穢れを清める(しかし天国に行くことが約束されている)存在」な訳だから、自責の念に苛まれている義勇さんを救うのは煉獄さんという構図は間違ってなかったし、やはり2人は運命の相手なんですよね。


"自分は救われるべきではない"と思っている義勇さんを、何も言わずに、聞かずに抱きしめてくれる煉獄さん。義勇さんは煉獄さんから与えられる温もりの中に『愛されることの極上の幸福』と『かつて愛していた人たちを忘れてしまいそうになる地獄』を交互に見てしまう。


幸せになってはいけないと思い込む一方で、煉獄さんの愛を享受する日常が"かけがえのない大切な存在"だと気が付いてしまい、本来心の中に満たされていた罪悪の念が一瞬でも消えそうになっている事に、義勇さんは炎に焼かれてのたうち回るほどの苦しみを覚える。


それこそが無意識のうちに義勇さんが自ら科した罰の枷であり、それを執行する(望んだわけではないがそういう形になっている)のが煉獄さん、というのが堪らなく好き。煉獄さんは救いたいと思っているけど、事実、愛情を与えれば与えるほど義勇さんに多大な心痛を与えることにもなる。


それでも義勇さんはやはり心の何処かで何時かは荷の置き所を見つけることを望んでいたし、煉獄さんは義勇さんと残りの人生を共に歩み支えていく事を約束していた。だからこそ苦役にも耐えられたのに、ある日突然楽園が消えて、喪失の重苦だけが残った。


義勇さんは今日も楽園の夢を見ながら、全てを灰に還す炎に包まれるような苦しみの中を生きているのかな。心が黒焦げの焼死体みたいな義勇さんに『あそこの木下の輪っかの先で、煉獄くんが待っているよ』と囁いてあげたい。風に靡く縄を、虚な目で何時迄も眺めていて欲しい。

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