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孤独な心

  • 遊笑 鉄線
  • 2020年9月17日
  • 読了時間: 1分

義勇さんの前髪が少しでも短くなるとすぐに気がつくのにリスカ痕にだけは絶対に触れない宇髄さん、という"面倒なことをお互いに持ち込まないようにしてる"みたいなうずぎゆが好き。傷に気が付いてはいるんだけど、闇に寄り添うと共依存になって関係が終わってしまうから敢えてスルーしてるみたいな。


義勇さんは『情交を結んでいる相手が手首を切っていること』を宇髄さんがどう思っているのかを知りたくて腕に触れられる度ジッとを見つめるんだけど、宇髄さんは一瞥する事もなく何事もなかったかのように手を繋ぐので、そのまま特に何も言わず鈍色の沈黙が流れる。


永遠の愛なんていらないから、明日も一緒に居てくれたらそれで良い、と義勇さんは思っている。だから腕の傷を撫でてくれなくても、優しく包み込んでくれなくても、特に責める事はない。そもそも誰かのものと知りながら摘み食いをしているので、救われるべきではないという自責の念がある。

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